たかが頭痛されど

頭痛外来へようこそ

かぜをひいたときに頭がズキズキする、二日酔いで頭がガンガンする…。でも頭痛って薬を飲んでちょっと休めば直ぐに治ってしまいますね。頭痛ってナンなんでしょうね。何で頭が痛くなるか分からないし、すぐに治ってしまうから「たかが頭痛」って片付けてしまいますね。 でも頭痛は、くも膜下出血や脳腫瘍など脳の病気を原因とする場合が多く、治療が遅れると命にかかわる事態になりかねません。

片頭痛とは

片頭痛は頭の片側からこめかみにかけて脈打つように「ずきずき」、「がんがん」と痛み、ひどいときには日常生活が妨げられるほどの強さの痛みや、吐き気を伴うとてもつらい頭痛です。
片頭痛は女性に多く、親が片頭痛持ちだと、子供も片頭痛を起こしやすいと言われています。
片頭痛は、いったん治まると痛みはウソのように消えてしまい、ふだんは何の症状もありません。そのため、痛みだしたときだけ市販の鎮痛薬をのんで、がまんしてしまう人も少なくありません。

片頭痛の原因

片頭痛は、頭部の血管が拡がり、炎症を起こして痛みが起こる頭痛です。しかし、その誘因は人それぞれ。主にストレスやホルモンバランスの乱れ、アルコールや食品などがきっかけとなることが多いと言われています。血管が拡がって炎症を起こすと、そのまわりの神経が刺激を受けて痛みが現れます。
また、大きな悩みから解放されたときなど、緊張がとけてほっとしたとたん、それまで抑えていたストレスが一気に噴き出して頭痛がはじまるというパターンが多いようです。これは、ストレスのかかっている最中には緊張によって収縮していた血管が、リラックスすることによって拡がるためと考えられます。

片頭痛の治療

片頭痛の治療法の中心は薬物療法です。現在までにわかっている範囲では薬物以外の治療法つまり物理療法、食事療法といった方法では、補助的効果は認められるものの、その効果は薬物療法を上回るものはありません。
片頭痛の予防効果が認められている薬は、抗うつ薬、βアドレナリン遮断薬、バルプロ酸、カルシウム拮抗薬などがありますが、日本ではカルシウム拮抗薬の塩酸ロメリジンが保険適応となっています。
片頭痛の治療で大切なことは、まず、頭痛の引き金になる誘因を避けることです。例えば、日ごろからストレスをためないようにすること、また、経口避妊薬やホルモン剤を避けること、頭痛を誘発する食物を避けること、などがあげられます。

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片頭痛の予防

片頭痛の起こる頻度が1週間に1回以上の場合は、予防薬を前もって病医院でもらって服用するとよいでしょう。予防薬には、血管収縮薬、カルシウム拮抗薬、β遮断薬などがあります。